BRICS銀行、アフリカ諸国の緊急課題への取り組みを支援できると発言

BRICS諸国が2015年に設立した新開発銀行は、最も緊急の課題に取り組むアフリカ諸国のプロジェクトへの資金提供を支援できると同銀行のジルマ・ルセフ総裁は木曜日に述べた。

ブラジルのルセフ元大統領はヨハネスブルグでの演説で、BRICS諸国はアフリカにとって「良きパートナー」であると述べ、同行は教育プロジェクトだけでなくアフリカの物理的・デジタルインフラプロジェクトにも融資すると付け加えた。

同氏は、「新開発銀行は、アフリカ諸国の最も緊急な課題に取り組むプロジェクトのリーダーとなる可能性を秘めている」と述べ、海外直接投資（FDI）に占めるアフリカの割合は2021年には世界のFDIの8.8％に上昇したが、と指摘した。 2010年のわずか4.9％から、「さらに上昇する可能性があるし、そうしなければならない」。

克服すべき課題の1つは、「決済メカニズム、特に、より多国間で包括的な新しい金融システムを構築するために最終的に創設される可能性のある現地通貨やその他の金融商品の拡大である」と同氏は付け加えた。

ルセフ大統領はまた、アフリカには世界最大の未開発の水力発電の可能性があると指摘し、数カ国間の共同インフラプロジェクトの必要性を指摘した。